2015年5月30日土曜日

なわとび


「なわとび」(jump rope) / esquisse oil on canvas / 410×318(F6) / 2015 / Chihiro SATO



夕方のひととき、ちょっとなわとびがニガテな子が、一生懸命に練習しているところです。
いつもとタッチが違うのは、エスキースという手法だからなのです。
5〜10分で描いてしまいます。
本当は、鉛筆やパステル、水彩でやるのですが、これは油彩です。
少ない時間と手数で、見た情景を一気に描き上げてしまうこの手法が、僕はとっても大好きです。





2015年5月28日木曜日

家路(Homeward)


家路(Homeward)
333x242(F4) / Oil on Panel / 2015

代掻き
畦道
兄妹
さ、おうち かえろう
もう日がくれる

2015年5月24日日曜日

Abarth595コンペティツィオーネ試乗



「取り敢えず試乗しませんか」というイタ車乗りホイホイコール。
アバルト595コンペティツィオーネ。
速いぜ。速すぎる。

Sabelt製フルバケットシートはヤル気160倍。あっという間に違法速度域へ無限大。

でも遠乗りはキツそう。ホイールベースが短すぎてピッチングで首が疲れます。
「イタ車は若いうちしか乗れない」の鉄則が身にしみる季節になって参りました。

新・桃山(Momoyama)


桃山
ヴァージニア、ブラックキャベンディッシュ他
原産国:日本(デンマークOEM)

2014年暮れからパッケージやレシピが変わり、新しい「Momoyama」になりました。以前は名称の最後にあったバージョン名の「II」が消えています。

発売前のサンプルインプレッションで「より甘くなった」という声を聞いていましたが、僕の印象では甘くなったというより、ややパンチが出て香りが自然に近づいたという印象の方が強いです。
またヴァージニアのリボンカットが以前より質が上がり弾力と長さ、湿り気を感じます。

タバコ屋さんに行くと桃山は「イングリッシュミクスチュア系」として売られていますが、「II」はれっきとしたコンチネンタル系着香tobaccoのひとつでした。

それが「新」になってやや自然な香りになり、確かにイングリッシュ系に近づいている感じはします。着香はラムと言われていますが「II」ではラムというよりは糖蜜系の香りが支配していました。「新」ではこの糖蜜系の香りが抑えられて、代わりにほのかにバニラが加えられている印象があります。それが全体的に「甘さ」という印象を強めている気はします。

「II」は良くも悪くも「タバコ」という感じが否めませんでした。
しかし「新」ではヴァージニアの自然な甘みが確かに増しています。そして熟成感のあるアロマと喫味が中盤からどんどん顔を出してきます。「タバコ臭さ」が消えて満喫感が増し、「足りない」と思うことが「II」に較べてなくなりました。
ヴァージニアの品質向上もさることながら、オリエント葉の存在感が増えています。
惜しむらくはバニラ香が強くなったことで、喫味に少し酸味を伴う雑味が増えた事でしょうか。これは決して複雑さや旨さを提供するものではないだけに残念なところです。

火付き火持ちともに良く、全く気を使うことがありません。
相変わらず喫いやすいtobaccoです。

時間帯はデイタイム。


  1. 生葉芳香 弱←○○○○○★○○○→強
  2. 甘  み 少←○○○○★○○○○→多
  3. 味の濃淡 淡←○★○○○○○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○○○★○○○○→熟
  5. アロマ  淡←○○○○○★○○○→濃
  6. 満喫感  弱←○○○○★○○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○○○○○★○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○○★○→良
  9. 常  喫 無←○○○★○○○○○→有
  10. 個  性 弱←○○○○★○○○○→強


2015年5月22日金曜日

BBB Oriental Mixture




BBB・オリエンタル・ミクスチュア
使用葉:オリエント葉、ヴァージニア、ブラックキャベンディッシュ
原産国:デンマーク

BBBは元々イギリスのパイプメーカー。現在のブライヤーパイプのメーカーの元祖的存在なんだそうです。パイプメーカーすなわちタバコ屋さんでもあったというのはダンヒルを筆頭にごくノーマルな事ですが、現在はどこのメーカーもドイツやデンマークにOEM委託しており、純粋なイングリッシュミクスチュアにお目にかかることはまず稀になってきました。

BBBもドイツのコールハスだったりデンマークのSTG(スカンジナビアン・タバコ)を渡り歩いているようです。

オリエントミクスチュアはその名の通りオリエント葉を中心にしたブレンドです。

葉様はやや細かいリボンカット。褐色でやや透明感のあるオリエント葉に交じって、時折黒褐色のブラックキャベンディッシュが見え隠れします。

カタログ等を見ると「無香料」とありますが、明らかにキャベンディッシュからと思われる洋酒系の香りがします。バニラも少し香りますが、洋酒由来のものだと思います。

喫味は終始軽く素直な性格です。キツすぎず、軽すぎず、甘い喫味とエグみのあるヘイタイプのアロマが主体です。
決して味の深いtobaccoではありませんが、火付き、火持ち共に良く、何の気遣いも要らずにパイプを燻らせることができます。
パイプを始めたばかりの方におすすめです。

逆にイングリッシュミクスチュアらしさやオリエントらしさを求める方には不向きかもしれません。オリエントのこってりしたアロマや余韻を期待するとハズレ。逆に言えばクセがないので、むしろ舌荒れを気にする人や、ニコチンのきついtobaccoを避けたい人には良い選択になるかもしれません。良くも悪くもヨーロッパ系ミクスチュアであり、香りが少ないという部分だけがイギリスtobaccoのレシピを継承しているに過ぎません。
ラタキアを少々混ぜてあげるとアロマが引き立ってオリエントの個性が出てきますが、そうすると同じBBBのスコティッシュミクスチュアに近くなるのかな。

時間帯はデイタイム、ニコチン酔い、舌荒れの危険性はほぼ無し。

  1. 生葉芳香 弱←○○○○★○○○○→強
  2. 甘  み 弱←○○○○○★○○○→甘
  3. 味の濃淡 淡←○○○★○○○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○★○○○○○○→熟
  5. アロマ  淡←○○★○○○○○○→濃
  6. 満喫感  弱←○★○○○○○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○★○○○○○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○○★○→良
  9. 常  喫 無←○○★○○○○○○→有
  10. 個  性 弱←○○★○○○○○○→強

2015年5月11日月曜日

絵描きになりたいなら

現代の日本の純粋芸術としての絵が総じてつまらないのは
作り手が自分と芸術だけしか見ていないからだ。
サプライズとテクニックばかりが先行し、魂に届かない。

絵は魂の共感だ。
魂は生きてきた証だ。

絵描きになりたいなら、デザイナーをやるといい。
絵の仕事でなくてもいい。
自分の芸術と社会の需要が透けて見える仕事。

その過程で得られた人生体験、ものの見方からにじみ出るものこそが、現代の芸術そのものである。

絵の力は癒やし

絵は魂の共感。

描く者が癒やされなければ見る人を癒やすことはできない。
見る者に癒やしを与えるという明確な意志と氣の状態があって初めて、見る側に癒やしを送ることができる。

だが、精神や氣が見る者に癒やしを送ることができると魂が呼ぶ状態で描かれた絵は、音楽以上に多くの人々を癒やす魂となって空間の波動となって飛び交うだろう。

絵は音楽によって強く影響を受けて描かれるが、絵は音楽の創作にさらなる多大な影響を与えてその恩義を返すことができる。

癒やしを受けた者の絵は人を癒やすことができる。