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2020年5月8日金曜日

サンバー車検(100400km)

予定より少し遅くなりましたがサンバーの車検に行ってきました。
今回は事前の点検や調整にちょっと手間取りました。




今回はキャブ調整(前記事)
タイヤ交換
ワイパーブレード交換(過去記事)

が主なメニュー。

タイヤは先月「さあ車検の予約取ろう」と思った矢先に突然後輪の空気抜け。
まあ、バルブゴムの寿命だったのですが、タイヤのひび割れや硬化も気になっていたので交換することにしました。

安価で保証も効くイエローハットによく行くのですが、今回はなぜかいきなり最初からエコピアを勧めてきて様子がヘン。

聞けばどうもノーブランドの在庫がないみたいで、「いやこれじゃあ高級すぎます」と言ったら、しばらく考えてからアルミホイールとセット売りセール品のYOKOHAMAを出してきてくれて、まあそれでもかなり高いんですけど、仕方ない。
(ホイール込みでエコピアと同じ値段だった。ホイールも付けてくださいって言えば良かった?)



キャブ調整とワイパーブレード交換は前記事で書いたとおり。



新型コロナ騒ぎもどこ吹く風、いつもの行列と三密です。
それでもさくさく進む。


今回はちょっと行く時間を間違えて事務所のお昼休憩と重なって待ち時間は長かったのですが、代書依頼から車検場を抜けて新しい車検証をもらうまで45分ぐらいで済んでしまいました。

そうだった。軽自動車は普通車に比べて手続きがあれこれコンパクトなので早く済むんだった。





これで無事また2年間、乗ることができます。

今回はテスター屋さんで2点指摘がありました。
・後輪右ブレーキの効きが甘くなってる。
・排ガスが濃い。

排ガスについてはその場でキャブ調整してもらってクリアになりましたが、やはり自分のベストとはちょっと違う。アイドリングも高いし、吹けもいまいち。んん?
たぶんアイドルスクリュー絞っただけだと思うんだけど、なんでアイドリングが高くなるの?
前回の車検のときも気になった部分だよなあ。

後輪ブレーキはたぶんシュー交換時期でしょう。
そのうちやる。


2020年4月28日火曜日

サンバー24ヶ月点検(100300km)キャブ調整




新型コロナ騒動の影響で車検期間が1ヶ月伸びたりしてるけど、一ヶ月程度じゃ大して陸運局も空きはしないだろうなと思いつつ、サンバーの車検も近いことを知る。。。

24ヶ月点検。

以前から調子のおかしかったオートチョークの調整。
オートチョークについてはもう言いたいことが山ほどあるんだけど、とにかくオートチョークというのは稀代の悪発明だと思います。

そもそもちゃんと整備調整されたキャブレターならチョークなんて必要ない。それよりも暖気するまでアイドリングを高め設定にするだけでいい。アルフェッタなどは、チョークレバーとハンドスロットルの2つのレバーがあって、冷間始動はハンドスロットルをいじることはあってもチョークレバーにてをかけることなどまずありませんでした。

オートチョークはこの自由選択を奪い、いたずらに大気汚染を撒き散らす悪の機構なのです。そしてすぐにセッティングが狂う。季節ごとに狂う。
だからいつも調整してないといけません。
めんどくさい。

サンバーもアイドリングがいつまでたっても下がらないモードで冬を越し、燃費リッター6kmというとんでもない記録を打ち立てたところで、やっと重い腰をあげたのでした。

これはファーストアイドリングといって、オートチョークと連動するスロットルの調整がまずいとそうなる。というよりまあ、全体的にキャブのあちこちが劣化していて、ファーストアイドリングの機構自体も他と連携して調子を崩しているのは間違いないのであります。

二日間格闘してやっといいところを見つけて調子は取り戻せました。

一応KS-3サンバーのキャブ調整で検索して見に来られた方のために、手順をかいつまんで書くと…

まず完全に暖機してからエンジンを止める。
水温が高いうちに車体後方から見てキャブ左下側にあるマイナスのネジ、パイロットジェット(アイドリングスクリュー)を、止まるまで締め込み、そこから3回転ほど緩める。

エンジンをかける。
キャブ右側、3本のホースの右手にある小さなネジがファーストアイドリングスクリュー。これをエンジン回転が下がってアイドリングがなるべく低く安定するところまで緩める(バネがハズれないように注意)。



この作業が基本になります。あとはこの2つのスクリューの微調整を繰り返しながら、アイドリングを低く安定させていきます。サンバーのほとんどはタコメーターが付いてないのと、キャブというのはキャブの経年状態によって、絶対的な回転だけでは調子を測れないところがあるので、回転数は自分の感覚で決めます。

オートチョークそのものをいじる方法もあって、写真の真ん中に筒みたいなのがオートチョークのサーモスタット(WAX式)、その下にあるネジをダイレクトにいじることで、チョークとの連携の初期値を変えることができます。ここをいじると、ファーストアイドリングスクリューの値はがらっと変わります。








2020年4月2日木曜日

サンバーワイパーゴム交換(100290km)


サンバーのワイパーがかなりへたって拭き取らなくなったので、ワイパーゴム交換。
国産は交換が楽でいいなあ。
ついでにガラコ。
スッキリ。
100290km。

2018年12月27日木曜日

サンバー鍵修理

先日車上狙い(未遂)事件に巻き込まれたサンバーのキーシリンダーの修理をしました。



修理といっても、気合いで分解しただけですが。



もう、無理やりバラバラにしてますが、あとから考えるとここまで分解する必要はなかった……。


キーシリンダーは、マイナスドライバーか何かを無理やり突っ込まれて、キーがすっと挿せない、挿せても回らない状態になっていました。
分解してみると、キーシリンダーとピンのクリアランスがものすごく繊細で、少しでも歪んでるとピンが動かなくなってしまうようです。



精密ドライバーで少しずつクリアランスを調整するけど、一つのピンがスムーズになると、隣が渋くなる。



何を言ってるのか分からないかもしれないが、僕もよく分かってないでやってます。
それでもエイヤーでとりあえず直しました。



ちょっとザクザクになってしまいましたが、とりあえず機能はするようになった。

しかしなんでこんなことを初見でできるのか自分でもよく分からない。
前世は金庫破りだったのか?

なことはどうでもいいとして、キーシリンダーをこじられた時に、ドアパネルとキーシリンダーを固定しているクリップが、どこかに弾け飛んだみたいで、まだ見つかってません。

おそらくドアパネルのどこかに落ちてるはず。

ドアパネルの袋部分を上から覗いた様子。
ちょっと目視では探すのは無理。
ドアトリムと雨漏り防止のビニルシートを全部剥がして(経年変化でボロボロ)からじゃないとできない作業なので、また時間のある時に探します。

2018年12月15日土曜日

サンバー車上狙いに遭う(未遂)

用足しで何軒か寄った最後、スーパーで買い物をした際、荷物を助手席に入れようとして、サンバーの助手席側の鍵が壊れているのを発見しました。
鍵穴にキーを差し込もうとしたら、入らない。




「ん?なんか浮いてるな…」

よく見ると、シリンダーにもクルマのボディにも、マイナスドライバーか何かを無理やり突っ込んだ形跡があって捻じ曲がってしまってます。
明らかに意図して壊そうとした形跡。



ポロッと取れちゃった。。。


うーん…車上狙い?

来た道をしばらく考え込む。
警察署に車庫証明の書類受け取りに行って、それからスーパーで買い物して……。


ひとまず帰宅してから警察に電話して来てもらいましたが、場所を特定できないので調書が取れず、写真だけ撮って帰っていきました。

不思議に思ったのは、どうせクルマを盗むなら運転席側をやればいいのに、なんでわざわざ助手席側?しかも助手席側は、常にアクセスし難いところに停めてるのに…。

警察官の話では、車上狙いの場合、助手席からアクセスする傾向はあるとのこと。
助手席の足元に、カバンを置いてたのが見えたのか。
だとしたら、おそらくスーパーの駐車場に20分ほど停めている間に犯行を試みて、失敗したか、人が来たかで諦めて去っていったのかもしれません。

もう一つの可能性は、「反社会的行動」。
何人か、脳裏に浮かぶ容疑者はいるそうです。

とにかくクルマが盗られなくてよかったです(そうじゃない)。

あ、警察官は、「警察署にも停めてました」という僕の証言は華麗にスルーしてました(笑)
そういうもんなのかな。
案外灯台下暗しだと思うんだけど。







2018年4月13日金曜日

サンバー車検 20180413

サンバーの話題が続きます。
BMWは調子がいいのであんまり書くことがないんだよね。
もちろんサンバーも調子いいのですが。

このところ、全く自分の時間が取れずにいます。
それも仕事ではなくプライベートで。
大切なことばかりなので、どうしてもプライオリティは上に…。
仕事や制作も溜まる一方で焦ります。

身体(と頭脳)が5つぐらい欲しいです(切実)。


そんな中、全てをぶっちぎって車検を受けてきました。
サンバーは購入時に車検が3ヶ月近く残っていたので、その期間を利用して最低限の不具合や交換モノをチェックはしてました。

目指せ一発合格。
23年選手だけど。



軽トラ(軽自動車)の車検は、軽自動車検査協会というところで受けます。
陸運局よりもかなりこじんまりとしたところですが、手続きや検査は同じです。
ネットであらかじめ予約しておき、予約の時間より1時間ほど早めに行きます。

よくネットのユーザー車検指南では、午前中の一番早い時間帯に予約するといいという情報がありますが、僕の経験上は、あんまり関係ないんじゃないかなあと思ってます。

朝イチで車検を受ける理由というのは、例えばその午前で一度車検で☓られても、その日のうちなら☓だった部分だけ直して、また並び直せば再検査できるから…という理由なんですが、普段から乗っていて、きちんと整備し、事前にテスター屋さんでダメ出しできているのであれば、時間帯というのはあまり関係ないと思います。

レストアした個体や抹消から復活…というようなクルマなら何が起きるか分かりませんけど、何しろ午前中って、窓口も車検場もすごく混むんです。

そんなわけで僕は今回も午後イチに予約を入れました。
午後イチだと、昼休み中にいろいろできるので。

もっとも、ユーザー車検というのは何度やっても戸惑う事ばかりです。
月に何度もやってるプロならそんなことないのでしょうけど、数年に一度しか行かないシロウトは、手順をその都度すっかり忘れてるんです(笑)

緊張してるっていうのもありますけど。

なので、窓口の人に
「車検は初めてですか?」と聞かれて
普通車は何度か受けてるけど軽自動車は初めてなので
「はい、初めてです」と正直に言いました。

そしたらこんなのを貸してくれました。



これをダッシュボードに掲げておけば、係員の人が親切にガイドしながら検査してくれます。おかげで後続車に迷惑をかけることもなく、スムーズに検査を済ませることができました。たくさんのプロが仕事で来てる現場ですから気を使います。






検査の最後は、運転席に乗ったままリフトでせりあがって、ステアリングを忙しく振り回している様子の動画です。下回りと足回りを診ています。この検査に合格すればあとは車検証をもらって終了です。




めでたく一発合格です。
安心して(直しながら?)あと2年乗れます。


ちなみにタイムスケジュールは
1130 自賠責更新
1145 (昼休み) その間に書類作成と車両列にならびつつお昼ごはん(おにぎり)
1245 受付
1300 検査
1315 検査終了、検査証受取り



2018年3月24日土曜日

サンバーギアデフオイル交換(その1)97680km付近

このところ、休みのたびにサンバーの下に潜ってます。

とても快調なKS3サンバーですが、500kmほど走っていろいろ気になるところも見えてきました。



なんといっても10万キロに手が届く軽トラですから、気になる以前にいろいろやらなければならないルーチンも山積みです。

結局、中古車(大古車)というのはそんな不具合出しや、ルーチンの作業や部品のことを考慮に入れたら、10万円や20万はあっという間に上積みされてしまいます。

それでも、人任せよりは自分でやった方がずっと納得できるものです。
やれる人にとっては。

まあ、ぼちぼちやっていくつもりです。


そんな訳で、ギアオイル(デファレンシャルギアオイルと共用)の交換です。

試乗のときも譲り受けて乗って帰って来た時も
シフトが入りにくいなあという第一印象があったので。
まあ、ダブルクラッチで繋げば、何の不都合もないのですが。

暖気運転後もなんとなく引っかかるので、シンクロスリーブがヘタっているか、ギアオイルがもうダメか、そのどちらか、あるいはどちらもだなあと。

昔乗っていたアルフェッタ(AlfaRomeo)と、とてもよく似たフィーリングです。
そもそもレイアウトが似てる。

アルフェッタはトランスアクスル機構でシフトリンケージが遠く、今ひとつ精度に欠けるのに加え、1−2速のレシオ(回転数差)が大きくてシンクロスリーブ(シフト時のギアの回転数を合わせてシフトが入りやすくするためのスリーブ)がヘタリやすいクセがありました。
なので、暖気したらうんと1速で引っ張って、ダブルクラッチで2速、3速に繋いでいました。そうするとスッとつながります。


まあ、そんなダブルクラッチ必須の仕様も嫌いではないのですが、やっぱり暖気したら少しはスっと入って欲しいので、まずオイルぐらいは交換しておきましょう。





サンバーはRR(リヤエンジンリヤドライブ)のため、ギアボックスとデファレンシャルが一体という、合理的な作りになっています。
なのでギアオイルとデフオイルは兼用です。

オイル交換は、デファレンシャルギアケースについているドレンと給油口からアクセスします。



デフケースを下から覗いたところです。
右下が、地面側になります。
中心付近に見える大きなボルトがドレンボルト。
画面左側奥のボルトが給油口になります。

デフオイルの補給は普通、サクションガンがないとできませんが、サンバーは上(荷台の開口部)から入れられます。この仕様は助かります。




まずはドレンから古いオイルを抜いて…



左側がドレンボルト。鉄粉がびっしり。右は給油口ボルト。




荷台の開口部から、ジョウゴと耐油ホースを給油口に入れます。



あとはあふれるまでデフオイルを注ぎます。

メーカー指定は75W-80ですが、まず80Wというのが最近はどこにもない。
そこで仕方なく、ホームセンターでも手に入る80W-90を試しに入れてみました。
2L入ります。

結果は、冷間時は以前よりさらに入りが悪くなってしまいましたが(笑)、暖気後は回転を上げれば上げるほど、スッとシフトが決まるようになりました。

シフトアップ時のダブルクラッチは全く必要なくなりました。
シンクロスリーブはまだしばらくは大丈夫かな。

が、冷間時の硬さはちょっと気になるかなあ。


で、今回の交換は大きなミスがありました。

オイル交換して満足しきって、廃油受けを見たら、ドレンワッシャが落ちてる❗
排出の時に落ちていたのを拾うのをすっかり忘れてましたorz

ワッシャなしでドレンボルトを締め付けると、オイル漏れなどいろいろ不都合が出てきます。ケチってドレン再使用したのもあまり良い事ではありませんが。

とにかくやり直しです。

まあ、今すぐオイルがダダ漏れになる訳ではないので、もう少し走って様子を見ながら、日を改めて、再度ギアデフオイルを交換致しましよう。


暖気が済んでしまえば80W-90で全然いいのですが、やはり冷間時の硬さはあんまり気持ちのいいものではない。

イエローハットで、75W-85という、なんだか微妙なレートのギアデフオイルを見つけたので、これでもう一度チャレンジしてみようと思います。





2018年3月14日水曜日

サンバーエンジンオイル交換 97570km


うららかな日曜日。
サンバーのオイル交換をしようと、ドレンボルトを外しにクルマの下に潜ったら
前オーナーの苦悩の痕跡を見つけてしまい「」。


ドレンボルトがまん丸。ご丁寧に逆ネジ切ろうと試みたドリル痕まで。
しかもしっかり芯がずれてます。

広げた工具やらウマやらジャッキやら全部しまって、ご飯食べて落ち着けて、それからツイスターソケット(ナメたボルトを外す工具)を買いに。

日曜夜の、アストロプロダクツ(自動車工具の専門店)の🅿️。


6台停まってるクルマが、自分含めて、全て軽トラor軽バン。
日曜の夕方、彼らのメインカーに何かが起きたのですねわかります。
サーキットで乗り壊したか、ガレージでいじり壊したか…。

取り敢えず、ツイストソケットを購入。


これは、ソケットの内部が凹ドリル状になっていて、舐めたボルトをガッチリ掴んで外してしまうという優れもの。

ところがせっかくこれを買って夜が明けたら作業再開と思った矢先、月曜は父の再入院で丸一日病院へ。火曜も同じく全く時間がとれなくなってしまいました。

いやあ、あの真っ黒オイルではもう1キロ足りとも走りたくない。
仕方がない、上抜きだ。

水曜日朝、少し時間が取れたので、上抜きでオイル交換しておきます。
ドレン外しは次のルーチンに。



97570km。
TAKUMI シンセティック 10w-40 2.4L
ギア・デフオイルも火急ですが、今日はここまで。

今日も急ぎ出かけなければ。



2018年2月26日月曜日

軽トラ買いました

突然ですが、古い軽トラを買いました。
いえ、長年欲しかったので正確には「念願の」です。

僕のメインの仕事は絵描きなのですが、個展や展覧会などで大きな絵を運ぶのに、ずっとレンタカーを借りていました。
この費用がバカにならない。
ハイエースを行き帰りで2回も借りたら、絵が売れてもやもすれば赤字の危機(笑)

さしあたってのメイン使用のBMW(528i)も1年ほど前から消耗ユニット総とっかえの時期に差し掛かり、非稼働の時間が増えて、しばしば代車が必要な状態でした。

いえいえ、必要不必要を越えて、欲しいものは欲しい。


SUBARU R2 S スーパーチャージャー、4WD(ビスカス)
以前、スバルR2のS、スーパーチャージャー付き4WDというフルスペックの軽スバルを新車で所有していたこともあって、スバルの軽にはかなり惚れ込んでいました。
なんせ他メーカーの軽とは別次元の高速走行安定性、4気筒故の鋭い吹け上がり、低重心のコーナリング、4輪ディスクブレーキ。その辺の小型車よりもよっぽど「ちゃんと自動車している」のです。
いやあ、このクルマは本当に良かった。スポーツ軽は別としても、走行性能とデザインに限って言えば、軽自動車史上最高の乗用車じゃないでしょうか。室内幅が恐ろしく狭いという致命的な欠点に目をつぶれば。


なので軽トラも、買うならスバルのサンバーと決めていました。
当然ダイハツのOEMではなく、正真正銘、50年の歴史を持つRR(リヤエンジンリヤドライブ)のスバル製のスバル・サンバー。



↑これは初代。めんこい。4輪独立懸架、2ストローク2気筒360ccエンジン。これの乗用版、名車スバル360に父が乗っていました。(https://members.subaru.jp/know/museum/subarusambar/ より転載)


子供の頃、街で良く見かけたのはこれ↓

塗装がつや消しのが多かったなあ(紫外線劣化で)。


最終型がこれ↓ (TT〜TW型)


完成されたサンバー。これは本気で欲しくて、ワゴン型の方を最後までR2と迷いました。
結局ワゴンは3速ATしか設定がなくて、CVTのR2を選んだのです。


それから10年、やっぱりサンバーが欲しい。
ただし中古車。
気がつけば空前の軽トラブーム。
探してみても長いことなかなかちょうどいいのには出会えませんでした。

元々軽トラは仕事グルマ。
酷使されているものが多く、またサンバーはひときわファンも多くて、ボロい割には値段がちっとも安くない。
中には20万キロ超も珍しくありません。
20万キロって、軽ならそろそろエンジン交換でしょう。

もちろんそれなりのお金さえ出せば、ピカピカのは買えます。
スバルがサンバーの製造をやめてから6年が経過、当然新車はもう買えませんが、デッドストックが結構あるのも知ってる。

でもそういうことじゃない。
使い古してるけど、メンテや修理をしながらちゃんと使える…っていうのがいい。

本格的に探し始めてから気がつけば3年が経過。
一時は諦めかけていたのですが、2018年を迎えてやっと出会えました。

というわけで、前置きが長くなりましたが、これです。

1995年式のKS3。


ちょうどいいヤレ加減です。

探している時は、あまりのタマ数の少なさに
「もうどんなオンボロでもいいや」
と覚悟をしていたのですが、なんとやっと出会えたのは意外にも10万キロ以下という低走行。
そしてなんとワンオーナー(状況推測)。

点検記録簿もしっかりと残っていて、消耗品関係もきちんと整備されていた様子。
7万キロの時点でタイミングベルトも早め交換されていて、いたれりつくせりです。
諦めないでよかった。

予算もちょうどいい。
残念ながらスーパーチャージャーも4WDも、そしてエアコンすら付いてませんが、それでいい。RR、四輪独立懸架がスバルの原点。プリミティブにしてベスト。




「SUBARU ☘CLOVER4 」の文字が眩しい。


1990年代に作られたKS型は、最後のキャブレター仕様、オートチョーク式です。
本当はもっと古典的な手動チョークの方がメンテや暖気も煩わしくなくて良かったのですが、時代的には仕方がないです。

そしてマニュアルシフト!これ大事。






超シンプルなインパネ。


気になるところは、若干、シフトの入りが渋い時があって「シンクロスリーブがヘタってるかなあ」という感じですが、ギアオイルを交換してやれば少しは良くなるでしょう。

以前乗ってた古いアルファなんか1速〜2速のスリーブがない上にリンケージが不正確で、ダブルクラッチ必須のクルマでしたから、こんなのは不具合のうちに入りません。


それからギャップを越えた時になんとなく車体の挙動が上下方向にやや大げさなことがあります。
キャブオーバー(タイヤが座席の真下にある)車はある程度仕方ないのですが、そこを差し引いたとして、気のせいでなければショックアブソーバーはそろそろ交換時期かもしれません。
減衰自体はそんなに悪くはないので、後々ゆっくりと対策していけばよいでしょう。
それでも左右に動くことは全くなく、直進安定性は申し分ありません。
首都高も流れに乗って走れる!
さすがスバルという感じです。




(荷台カバーつけて後ろのエンジンフードを開けたところ)

手始めに、ホームセンターで安い荷台カバーを買ってきて取り付けました。
今回の個展搬出はこれで行ってきます。


いやあ、珍しくテンション上がってます(笑)