2016年4月28日木曜日

個展が始まりました


個展開催中です。
有楽町駅からほど近いアートセンタービル4Fでやってます。
泰明小学校向かい、オーバカナルの上です。


期間は4/28〜5/1
時間は11:00〜18:30です。
入場はもちろん無料

2015年から2016年4月までの作品を中心に25点を展示しています。

ネットで未公開の作品もあります。

お気軽にお立ち寄りください。

絵は、気に入ったもの、好きなものをじっくり見るのがオススメです。
もちろん鑑賞の仕方に決まりはありません。
好きかそうでないか、それだけ。

あとは、ご自分の部屋で見るように、何十分でも何時間でもくつろいでください。
ジャマする人はいません。

楽しんでくださいね。


2016年4月27日水曜日

「早瀬」(Rapids)


「早瀬」Rapids
1000x727(P40)/Oil on Canvas/2016

早瀬は照らす行く先を
どこであろうと
君は自由だ
跳ね、躍り
一気に駆け下れ大海へ

600,000(仮縁付き)

2016年4月26日火曜日

額装の役目

額装は、次の役目のどれか。

絵を見る窓
絵の外にある色
絵を豪華にみせる
絵に輪郭を与える
明暗のバランスをとる

このどれかを担わせること。

2016年4月13日水曜日

画家は実際の世界を見聞きしなければならない

抽象が心の中の世界をなんのモチーフもヒントもなく純粋に描き出せるのなんて、本当にわずかなパターンしかないのだ。

そんなのの大抵は堂々巡りや同じようなパターンばかりで、誰が描いたのかさえも分からなくなってしまう始末だ。

画家はどんなに内省的で抽象的な表現になろうとも、外界の観察を怠ってはならない。

絵を描くことと同じかそれ以上に、モチーフを見るという事は重要不可欠な芸術の基礎なのである。

2016年4月12日火曜日

「慈母」(The mother in love)


「慈母」The mother in love
455x380(F8) / Oil on canvas / 2016 /Chihiro SATO

森の奥
まばゆい天の光は
岩屋の近くの花園まで差し照らし
慈母は護られ
愛と平安に満ち足りて居り。

原画320,000(額別)
リトグラフ50,000(額付き)

2016年4月9日土曜日

絵の情報量

僕は、自分の作品に圧倒的な情報量が欲しいのだ。

それは描いている自分自身が絵から啓示を受けるほどの、膨大で深遠な叡智だ。

見れば見るほど新しい気づき、発見がある絵だ。




多作であれ

ただひたすら、多作であれ。

2016年4月8日金曜日

芸術となり得る条件

自分の絵について何の説明も出来ないのなら、それは芸術とはなり得にくい。

自分の絵について、全て説明しきれるとすれば、それもまた芸術とはなり得にくい。

芸術家は常にシャマンでありイタコである。

自分の手技を通じて、神の意志、宇宙の魂のメッセージを伝える触媒である。

神と交信しながら、絵を描くべきである。

自分の意図と神の意志が合わさって初めてそれは芸術となり得る。

自分の作品について、説明出来るものと、説明できない何かの両方がある。

それが芸術作品になる。

2016年4月6日水曜日

「夜明けの岸」Beach in the dawn


「夜明けの岸」Beach in the dawn
410x318(F6) / Oil on Panel / 2016 / Chihiro SATO


寄せる
踊る
戻る
沈む
惑う
光る
弾ける
凪ぐ
何度も何度も

Swaying
dancing
going back
sinking
losing way
shining
popping
calming
again and again

240,000(仮縁付き)

2016年4月5日火曜日

何を描くかではなく、何が見えるかだ

何を描こうかと思ってしまえば、描くことは苦しみになってしまう。

大切なことは、何を描くかではなく、筆を動かした先に何が見えるかだ。

今まで40年間描いてきて、会心の出来は例外なく、何を描いたかではなく、描いた先に何かが見えて、導かれるままに描いたものだった。

だからとにかくまず、筆を動かし、色を乗せる。
考えるのはその後だ。

2016年4月4日月曜日

「春景」Spring scene


「春景(Spring Scene)」
227x158(SM)/Oil on canvas/2016/Chihiro SATO

柔らかい陽よ
速い雲よ
隠さないでおくれ
いつまでもここを照らして
落ち葉の下に盛り上がる
幼い芽を抱きしめておくれ

40,000
SOLD


輪郭

それは輪郭ではない。
我々の目はモノの境目を輪郭として捉え、外界と物体、物体と物体を区別しようとする。
しかしそれは表層的な境目であって本質の境目ではない。
本質の境目はもっと違うところにあって、私たちはそこを見なくてはならない。
私の線は、そのためのヒントだ。

2016年4月1日金曜日

壁をひとつ越えた

大きな壁、モチーフの問題、描こうとするものの表現の限界。

無心に絵の具を乗せていく。
重ねる。
しばらく置く。
景色が見えてくる。
今まで自分が体験した、どこかでみたもの。
それを思い浮かべてなぞって行く。
心象が浮かび上がる。
モチーフは全て自分の心の中にしまってある。
今まで見たもの、感じたもの全て。

最初から何かを決めて描こうとするから苦しい。
浮かび上がってくる景色に素直に従う。

自分の心象全てがモチーフになる。
写真を撮ってそれとにらめっこする必要もない。

ただただ感じるままに。
ありがとう。神様。