2014年7月2日水曜日

tobaccoの薬理作用に関するメモ(1)

1,tobaccoの依存性は、喫煙方法やtobaccoの種類によって全く違う


tobaccoの薬理と言っても、それは殆どニコチンの薬理とイコールです。
そしてニコチンを語る上で絶対に外せないのはニコチンの依存性についてです。

ニコチンは最近は物凄い依存性があるような誤解をされていますが、医学的にはニコチンそのものには、軽い精神的依存性(離脱期間約数日)はあっても身体的依存性はないと言われています。

しかし実際には、レディ・メイド・シガレット(市販のいわゆる紙巻たばこ)の禁断には倦怠感や焦燥感というハッキリとした強い身体的依存性があります。しかも数日続くことがあります。
またシガレットの精神的依存(吸いたいという衝動)による離脱期間は確実に数週間から一ヶ月ほどかかります。これも先述した本来のニコチンの離脱期間とされている「数日」とは非常にかけ離れた実情です。

これはシガレット特有の現象です。

パイプやシガーの場合、身体的症状も精神的症状も全く起きないか、起きたとしても軽い精神的症状、しかもそれが起きるまでの間隔がシガレットとは比べ物にならないほど長いのです。
依存性がないわけではありません。ただパイプスモーカーは、丸一日吸わなかったとしても平気だと口をそろえて言います。シガーだけを嗜む人に至っては、半月に一本というようなペースの人も珍しくありません。


どうしてこういう事が起きるのでしょうか。
このことはシガレット特有の、肺喫煙を行うことで生じる気管と肺への刺激と、急激でダイレクトなニコチンの吸収に関連性があります。

シガレットを深く吸い込み、煙が気管支から肺にかけて駆け抜けた時に「カッ」という感じの強い刺激を感じます。これはタールや添加された香味によって起きる刺激です。その刺激自体には本来は何の意味もありません。

ところが「タバコが吸いたい」という衝動が起こった時、多くはこの深呼吸と「カッ」という刺激そのものをイメージして喫煙場所を探しています。これをトリガー刺激と言います。

実際に肺喫煙した場合、この深呼吸と「カッ」の刺激の次の瞬間、ニコチンが急激に肺から吸収され脳に運ばれ、神経伝達系がドーパミン放出を助けます。この間数秒。この時トリガー刺激と実際の快楽の連携が起きています。

トリガー刺激があり、そこから吸収〜ドーパミン放出までの時間が短く直接的で、かつ強いと、人はドーパミン放出物質への依存だけでなく、トリガー刺激そのものが脳にドーパミン放出の指示を出すのです。その結果、トリガーに依存します。

ニコチンに限らずトリガー刺激は、その依存症になった人にとっては身体的依存性を引き起こします。一種の催眠状態です。

ニコチンがあろうがなかろうが、とりあえず気管へのトリガー刺激を求めてしまうのです。このトリガー依存は、実際の薬理的依存性よりもずっと深く長く続きます。

この現象をお酒に例えると、ビールや発泡酒に相当します。ビールは飲酒経験を持つ人なら夏になると必ず一度は飲みたくなります。それは夏の暑い日に爽やかで刺激的な喉越しというトリガーを体験しているからです。そのトリガーのあと、炭酸によって吸収力が飛躍的にアップしたアルコールが急激に肝臓〜血中に吸収され、軽い酩酊を感じます。
アルコールの度数は低いのに、毎日飲まずにはいられなくなる、いわばゲートアルコールの役目を果たしています。
フィルターを通して限りなく濾過された澄んだビールほどそうなります。

市販の(工場製造の)シガレットの場合はさらに輪をかけて、このトリガー刺激が非常にうまく調整されていて、特にフィルター付きタバコの気管〜肺刺激感覚は、シャグやパイプ、シガーのそれに比べて、こう言っては語弊もありますがかなり心地よく依存性の高いものになっています。

フィルター、香料、添加物、薬品などで実によく計算され調整されていて、深呼吸〜気管支刺激のトリガー刺激だけでもかなり依存性の高い状態を作り出すことができます。それを補完するのがニコチンの吸収速度であって、実際にはニコチンなど微量でも構わないのです。いや、微量であればあるほど、喫煙者はそれを求めずにはいられなくなります。足りないから。それでニコチンが0.1mgであっても確実に依存性を持つものになっています。
シガレットのヘヴィスモーカーでもパイプを一度吸っただけ(しかも口腔内喫煙)でニコチン酔い(急性ニコチン中毒)を起こす人がいるのはそのためです。



このことを踏まえれば、紙巻きの依存性の高さと、スニッフ(嗅ぎタバコ)、パイプ、シガーの低い依存性との比較がよく理解できると思います。
スニッフにも軽い身体的依存(頭痛や倦怠感、喉が渇くなど)がありますが、精神的依存性はシガレットよりはずっと弱いのです。
スニッフはトリガー刺激はシガレット並に強いですが、鼻腔内ニコチン吸収の速度が肺ほどには速くないため、トリガー連携がシガレット肺喫煙ほど明確ではありません。

パイプやシガー(葉巻)はさらに緩やかであり、身体依存性は皆無であり、精神依存性についてもアナウンスされているものよりもずっと小さくて済みます。



もしもシガレットで禁煙できずに悩んでいらっしゃる方がいるのなら、無理なくニコチン依存症からフリーになる方法があります。

それはまず、今すぐ肺喫煙をやめることです。
肺喫煙をやめるためには、強いタバコに替えます。
シガーに変えられるのであれば理想的です。

もしもシガレットのままでしたら工場巻きのシガレットをやめて、RYO(手巻きタバコ)に変えます。
これで燃焼剤や添加物の入った有害な巻紙とサヨナラすることができます。
そしてできれば無香料無添加の葉を選ぶことです。
これで「吸いたくてどうしようもない」という衝動からは完全に逃れることができます。
タバコの呪縛から離れ、自由に喫煙の楽しみを味わうことができます。
禁煙したいと思えばすぐにできます。

シガレットとパイプやシガーが身体に与える影響の違いは他にもあります。
パイプや煙管は咳を止めてくれるのに、紙巻きタバコは喉や気管を痛める。
パイプやシガーは頭脳を明晰にしてくれるのに、紙巻きタバコを吸うとその後どうしても吸わない時にアタマが働かないなど。。。

ファクターは肺喫煙と口腔内喫煙だけではなさそうです。
シガーなどは価格の問題もあるかもしれません。
熟成によるニコチンや成分の変化もあるのかもしれません。

お酒と同じです。熟成を重ねた良い酒は依存症になることは滅多にありません。
しかし工場で作られた安い添加物だらけのお酒やエチルアルコールに近いお酒は度数に関わらずあっという間に依存症を作ります。

工場巻きのフィルター付きシガレット+肺喫煙は確実に身体的依存を伴います。精神的依存性もパイプやシガーに比べてかなり重いです。
ニコチンやタールの多寡には全く関係なく。

余談ですが、日本のビールは現在アルコール度数5%ほどです。これを半分の2.5〜3%にすればもっと売上は伸びるはずです。

2014年7月1日火曜日

tobaccoの薬理作用に関するメモ(序)

学生の頃にtobaccoを覚えてから約15年ほどの間、僕はヘヴィが付く喫煙者でした。

tobaccoを覚えて2年もしないうちにパイプに手を出し、それから喫煙している間、一度もtobaccoをやめようと思った事はなく、自分は一生tobaccoと付き合って行くんだろうなと思っていました。

ところがある朝起きた時に「あ、tobaccoを吸うの、やめよう」と突然思いました。
そしてその日から15年間、一度も「吸いたい」という衝動は起きず
このまま自分は一生tobaccoとは無縁に生きていくのだなあと思っていました。
そんな訳で約15年間の完全禁煙生活を体験しました。

禁煙(断煙)はさほど苦労しませんでした。
あれほど耽溺していた(様に見える)タバコへの衝動は一日目にあっただけで、次の日からはほとんどどうでもよくなり、3日目にはすっかり忘れてしまうのです。

ニコチン依存症がどうとか言われますが、セブンスターやゴールデンバットを一日に20本以上吸っていた自分でも「やめよう」と思い立ってからそんなものを感じた事は一度もありません。

tobaccoを嗜む生活は楽しいものです。
でも、一方で、tobaccoとは無縁の生活も実に素晴らしいものでした。


2014年、とあることがきっかけで喫煙を再開しようと思い立ちました。
再開した理由についてはまた後で書きたいと思いますが
禁煙した時とは全く違い、再開のためには長い逡巡と、小さくない決断力が必要でした。



ともかく喫煙と禁煙に関して非常に多くの体験と教訓、そして知識を得ました。
メリットもデメリットも、文化や歴史や薬理や嫌煙権、陰謀論まで。

禁煙期間も今も、世の中の嫌煙権主張のあまりのヒステリーぶりに閉口し、同時にところ構わず吸いさしを持った手を振り回したりクルマの運転席からのポイ捨てに怒りや切なさは感じています。
しかし嫌煙権のおかげで分煙が進み、喫煙者のマナーが少しずつ良くなっている事は歓迎すべきことだと思います。

やはり人はむやみにタバコの煙を撒き散らしてはいけないし、自分の意思に反して煙を浴びるべきではないのです。

ちょうどいい生きやすい世の中ができる前には、必ずどちらかに針の振り切れる堅苦しい時期は必要なものです。嫌煙の方に針が振りきれた今だからこそ、やっとより良い喫煙とはどうあるべきか喫煙者自身が考え始めたのですから。

心配しなくてもtobaccoはこの世からなくなりません。
世界中の歴史上、何度も禁止されかけてはくぐり抜けてきたtobacco。
未来はもっとこのtobaccoが人類の役に立つ日がやってくるでしょう。

そのためにも、そろそろこの何千年にも渡って人間と共存してきた煙の出る葉っぱについて、正しい知識と見識を持つべき時に来ているのではないかと考えています。

特に今、広く伝播されているニコチンの薬理や依存性、害といわれるものについてはかなりの誤解と誤謬があると考えています。
ここがほんの少し解けるだけでも、喫煙者も嫌煙者も、少しは気持ちがラクになってくるのではないのでしょうか。

そんな気持ちを込めて、僕が知り得たtobaccoの本当の薬理と害についてメモしておこうと思います。

参考になるかどうかは分かりません。
また、これから書く事は個人的経験と常識、託言および仮説によるものであり、科学的医学的に証明されたものとは限りません。
また喫煙を擁護したり奨励するものではありません。
もちろん喫煙を否定するものでもありません。



高齢になってからの新築


高齢になってからの新築や引っ越しはなるべく避けたほうが良いと言われます。
昔から普請の後は健康に気をつけよと言われています。


氣の流れが激変すること
木にまだ命が宿っていて強いエネルギーを発していること
木の揮発成分は身体に良いものだけでないこと
建材の合成揮発成分
建て替えのための引っ越しの疲労やストレス
土地の氣の変化など
様々なものが心身にエネルギーの放出を強要する。

良い木を使っても、安い合成建材を使っても、コンクリートでも同じく注意が必要です。

若い時は人間のエネルギーが勝つのであまり目立ちませんが、60代を過ぎたら注意深く普請してくださいね。

もしも体力的に体調的に自信がない場合は改築やリフォームがいいと思いますよ。