久しぶりの雪道ドライブ、楽しかったー。
4WDはスバルレガシィ(BP)以来です。
もちろんスバルのAWDとは比べるべくもありませんが
それでもQV35エンジンと
FRベースの4WDと
2t超えのセットは
僕の想像を越えて素晴らしい。
(優れた走りだという意味ではありません)
関東の最奥(…のちょっと手前ぐらい)。
三が日は寒波が来て、昼間でも日陰は氷点下。
もちろん雪も積もる。
例年より雪は少ない模様。
最高です。
夏も冬も、標高1000mぐらいのところが相性良かったり。温泉にも浸かってきました。
例によってお湯の話は省略。
あ、年末に不調を発したエルグランドの前左足は(参照過去ログ)
結局ハブベアリングの不良と判明し、めでたく修理も済み
万全の状態での雪道ドライブです。
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話はクリスマスの頃に遡ります。
前にも書いた通り、以前からハブベアリングがE51エルグランドのアキレス腱であるということは知っていましたので、異音の正体についてはほぼ瞬時に見当がついていました。
はじめは自力でなんとか直せないかなと考えていました。
が、専用工具とパワーツールがいくつか必要で、ちょっと荷が重い。
やれるところは自分でやると決めてはいます。
が、やはり素人判断や、素人が手を出せないところまで無理に手は出したりして
過去何度も手痛い失敗を味わってもいます。
いやもちろんプロに頼んで手痛い失敗もかなりしてるんですが。
BMWの水回り交換に20万近くも払ったのにオーバーヒートと水漏れで一年も悩まされて
挙げ句、自分で部品代2万ぐらいでやり直してピタッと止まったとか……。
ほんと高い授業料だった。
でもその辺の判断とさじ加減は、やっぱり経験と必要と工具。
今回は特に工具、そして場所。
今回は素直にプロに任せます。
以前から、ファミリーカーに混じってベンツのAがリフトに上がってたり、クレーンが重整備されてたり親父さんの愛車がR2だったり、とても気になってた近所の修理工場がありました。
それで、おそるおそる、クリスマスの日に持ち込んでみました。
何台もガレージに入っていて、なんか忙しそう。
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僕「どうもベアリングのようなんですが、直してもらえますか?」
オヤジさん「リコール出てない?前にキャラバン直した時は直した後からリコール出たんだけど」
僕「いや、出てないみたいです」
オ「そう、じゃあ見てみます。6か7でいい?」
僕「??(6か7?年明けの事かなあ)」
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忙しい年末「作業は年明けだねえ」と言われるのが常の修理屋さん界隈で
「6か7でいい?」と言われ
(やっぱり年越すのかあ)と思うのが初期反応。
聞き返したら、12月26日か27日のことらしくて
「おお!速い!」と驚く。
ここに来て年内作業など望むべくもないんけど、マジで?
部品屋さん休みに入ってない?
いやあ嬉しいなあと、クルマを置いてホクホクしながら歩いて家に戻る。
症状が再現できないという。
もしもベアリングが逝ってる場合は、100パーセント再現できるらしいのです。
「症状出るまでもう少し走って様子を見てみてください」とは
僕の発言ではなく、修理屋さん談。
症状出ないのにハブベアリングと決めつけて悪くないところは直したくないと。
いや〜、この異音が出る状態でロングドライブは怖いんですけど。
エルグランドの症状をもう一度おさらいすると…
症状その1)
走行中、ABSセンサー異常の警告ランプ。
翌日エンジンをかけると、消えていた。
症状その2)
雨の高速で4WD(オート)で走っていて、かすかに連続的なキンキンキンキンという金属音がした。
最寄りのSAに入って様子を見ようと、2WDに戻して減速し始めた途端に、ドーッというロードノイズともクルマの振動ともつかない音がした。
停めてタイヤ周りを見るも異常なし。ローターも手で触れる温度。
症状その3)
翌日、市街地を2時間ほど走行した後、4WDで国道バイパスを15分ほど走り、その後2WDに戻して田舎道を走り始めて数分後、再びドーッという音が左フロントから聞こえ始めた。
その後、交差点で止まって再び走り出すと、音は止む。
確かに再現性は100%ではない。
おやじさんを10分ほど質問攻めにして、もしかするとデフでしょうか、はたまたブレーキが怪しいでしょうかと粘りましたが、とにかくまずは自分の手で不具合をきっちり出し切らないといけないようです。
超自己責任の距離感。
完全にぶっ壊れなきゃ見てやんない感
その代り部品持ち込み可。
デフオイルぐらい自分で替えやがれ感(笑)
嫌いじゃないけど、今回ばかりは困る。
頑張りましたが、その日は一度、キーを突っ返されて来ました。
とにかくクルマを一度持ち帰り、諦めきれず、ジャッキアップして、自分で左足を揺さぶってみました。
やっぱりガタガタする。
軸方向だけのようです。
その幅数ミリといったところ。
車検でハネられるレベルかな。
それでもこれはベアリング(ピーン)
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ここで僕の推理……
ベアリング摩耗が進み、走行中耐えきれなくなって一部破損
その結果、軸方向にトレッドがずれた
ABSセンサがベアリング部と干渉または距離が変わって信号を一時的に拾えなくなったが、一時的なもので、何かの拍子に位置が元に戻ったため、エンジンOFFでリセットされた
雨の高速をAWDモードで走行中、水がベアリングに侵入、さらに損傷が大きくなる。
さらにズレが大きくなり、ブレーキパッドもしくはガードとローターが干渉することにより、シャンシャンシャンという金属連続音を発した
自然減速した時にゴーという音が発したのは、ベアリングにデフからの逆トルクがかかったため。
E51エルグランドは、2WD時でもフロントデフが空転する仕様のため、4WDでも2WDでも減速すればハブにはバックトルクがかかる。
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電話して事情とガタツキの現状、そして上の推測を話しました。
ここまでやってやっとリフトに上げてくれる事になりましたww
再びクルマを持っていくと、何度も歩かせてすまないと、帰りは家の近くまで送ってくれました。
ちなみに、おやじさんの話では、がたつきはボールジョイントの可能性もあるかもしれないから、そっちも見ますとのこと。
でも僕が確認した限り、左前輪のタイヤ&ホイールだけがカクカク軸方向に動くような状態だったので、おそらくハブベアリングで間違いないと思います。
ローラーベアリングでテーパがついてるので、摩耗だけなら軸方向にずれるだけで、再現性も散発的な可能性があります。これは古いアルファの時も経験済み。
おやじさんの言うキャラバン乗りなら、異音だけならほっておくレベルだと思います。
でもイタ車で散々イタい思いをして来た身からすれば、十分修理レベル。
クルマの異音や不具合にはかなり鷹揚な方ですが、不動へのシグナルには人一倍敏感。
家族や友人を乗せて高速道で不動状態など絶対にあってはならないし、高価極まりないABSセンサやローターまで巻き添えを食らわす訳にはいかないのであります。
仕事納めの最後の最後に作業してくれまして、無事年内に治ってくれました。
壊れたベアリングの写真を撮るのをすっかり忘れてましたが(良くない癖)
破壊はされてなくて、ベアリングが錆びて摩耗していただけのようでした。
ベアリングも摩耗が目視で確認できましたが、それ以上にベアリングハウジングの錆の程度がひどい。
ベアリングのコマが飛んだら死ぬよ。これはリコールレベルでは?
とにかくそれが原因で軸方向に車輪やローターがガタガタずれて、異音を発していたのでした。
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と、まあ、あんまり役に立ちそうもない修理レポートですが、E51の太古車の異音や突然のABSセンサの異常で検索してここにたどり着いた方がいらっしゃいましたら、間違いなくそれは「ハブベアリングの摩耗または破損」ですので、すぐにジャッキアップしてタイヤごと揺すってみてください。
工賃は工場によってまちまちでしょうけど、今回僕がお願いした工場は約2万円。
部品代は純正で17500円(フザケ倒した高さだ)でした。
作業は業者サイトによっては「難しい!」とか「抜けない!」とか「3日間!」とか書いてあるとこもあるようですが、オヤジさんに聞いたら「かかっちまえば半日仕事」だそうです。
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