2019年8月17日土曜日

エルグランド、オイル異常消費疑惑(その2)

オイル下がり、オイル上がりは最終的にはエンジンOHに至る道ですが、今はそんなことをやってる余裕はないのです。

ということで検討したのは、オイルの粘度を上げるか
添加剤による「クリアランス埋め」と「フリクションの軽減」。

今使用しているオイルは10W-40シンセティックなので、既に純正指定(純正指定は5W-30ミネラル)より少し固め。
それでもオイル消費が激しいとすれば、残るのは添加剤。

ふとよぎったのは、一時期使った事があるマイクロロン、そして今年になってにわかにネットで話題を集めている「丸山モリブデン」。

正直、マイクロロンもモリブデンも気が進みません。
特にマイクロロンはクリアランスの大きいクルマには向きません。
値段がバカ高い上に明らかな効果を感じられなかったばかりか、かえってガサガサしたエンジンになってしまった経験があります。その後オイルをまめに替えることで調子は戻りましたが。

モリブデンに至っては、昔バイクで使ってエンジンをブローさせた苦い思い出(モリブデンが直接関係したかどうかは分からないけど結果責任)。

ただ最近は有機モリブデンなるものが開発されて一定の効果も期待できるらしく、また「丸山モリブデン」は二硫化モリブデンにも関わらず、ナノ化か何かで擦面に定着することで、クリアランスの改善も見込めるという噂も。

考えてみればこの数十年で、粉体化技術はイノベーションを何度も経験して、何がどう変わってもおかしくない。

ということで丸山モリブデンを取り寄せようとしたのですが、まあ幻の添加剤は文字通りマボロシ、メーカーサイトでも入手ができない。
幻を待つほど悠長ではないし、消え物なんだからどんなに優れていても必要な時に必要な分ネットでひょいと入手できるレベルじゃなきゃ存在価値はない。

で、代わりに見つけたのがこれ。



アヤシイなあ。
「非ニュートン系」
まあ、意味はわかる。

でもこれは、どちらかというと「ローション」。
手で触ると糸を引く。
これでHC100%だというんだからなおさらアヤシイ。

「気密性を保つ」
「低抵抗」
「膜切れを起こさない」
という、オイルに求められる、しかし矛盾する性質を同時にオイルに持たせることができるとの評判。

元々クリアランスの大きな古いクルマやスポーツ車、古くなってクリアランスが大きくなってオイル消費量が増えてしまったエンジンは、摺動面抵抗だけを減らす添加剤は暴れを誘発してかえって良くないというのが僕の経験と持論。

とにかくまずはオイル消費量を減らさなくてはならない。
そのためには、シリンダやバルブシールの気密性を上げて、オイルが逃げないようにするしか無い。

うむ、確かにこのアヤシイ液体は、いたずらに摩擦係数だけ下げてしまうテフロンやモリブデン系よりはいいかもしれません。そもそもこれ自体がオイルなので、不純物ではないし。効果がなかったら抜けばいい。

使ってみるか。





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