2019年8月23日金曜日

そしてエルグランドオイル交換+怪しい液体(180928km)

そんな訳で、オイル交換です。
オイルチェンジャーで古いオイルを抜く

ところが…

あれ?あれれ?




6L近く抜けてる。
どういうこと?

こないだ2.5L足したら6Lになって帰ってきた。

ってことは、元々3.5Lは入ってたってこと?

だとすれば、単純に10000kmで1L減った計算。

それなら許容範囲では?(V6 3.5L)

どっちにしても入れすぎだったのは確か。
これではオイル上がりを起こしてしまう。

うーむ。

とにかく規定量入れてみる。
前回と同じ、TAKUMIの10W-40。
ちょっと重めのオイル。
それに、このアヤシイオイールを5%(225ml)投入。



合わせて規定通りの4.5L入ったはず……

エンジンをかけてしばらく回して、切って
少し冷ましてゲージを見る。

あれ?
またゲージがLの下だ。


おかしいなあ。

2019年8月17日土曜日

エルグランド、オイル異常消費疑惑(その2)

オイル下がり、オイル上がりは最終的にはエンジンOHに至る道ですが、今はそんなことをやってる余裕はないのです。

ということで検討したのは、オイルの粘度を上げるか
添加剤による「クリアランス埋め」と「フリクションの軽減」。

今使用しているオイルは10W-40シンセティックなので、既に純正指定(純正指定は5W-30ミネラル)より少し固め。
それでもオイル消費が激しいとすれば、残るのは添加剤。

ふとよぎったのは、一時期使った事があるマイクロロン、そして今年になってにわかにネットで話題を集めている「丸山モリブデン」。

正直、マイクロロンもモリブデンも気が進みません。
特にマイクロロンはクリアランスの大きいクルマには向きません。
値段がバカ高い上に明らかな効果を感じられなかったばかりか、かえってガサガサしたエンジンになってしまった経験があります。その後オイルをまめに替えることで調子は戻りましたが。

モリブデンに至っては、昔バイクで使ってエンジンをブローさせた苦い思い出(モリブデンが直接関係したかどうかは分からないけど結果責任)。

ただ最近は有機モリブデンなるものが開発されて一定の効果も期待できるらしく、また「丸山モリブデン」は二硫化モリブデンにも関わらず、ナノ化か何かで擦面に定着することで、クリアランスの改善も見込めるという噂も。

考えてみればこの数十年で、粉体化技術はイノベーションを何度も経験して、何がどう変わってもおかしくない。

ということで丸山モリブデンを取り寄せようとしたのですが、まあ幻の添加剤は文字通りマボロシ、メーカーサイトでも入手ができない。
幻を待つほど悠長ではないし、消え物なんだからどんなに優れていても必要な時に必要な分ネットでひょいと入手できるレベルじゃなきゃ存在価値はない。

で、代わりに見つけたのがこれ。



アヤシイなあ。
「非ニュートン系」
まあ、意味はわかる。

でもこれは、どちらかというと「ローション」。
手で触ると糸を引く。
これでHC100%だというんだからなおさらアヤシイ。

「気密性を保つ」
「低抵抗」
「膜切れを起こさない」
という、オイルに求められる、しかし矛盾する性質を同時にオイルに持たせることができるとの評判。

元々クリアランスの大きな古いクルマやスポーツ車、古くなってクリアランスが大きくなってオイル消費量が増えてしまったエンジンは、摺動面抵抗だけを減らす添加剤は暴れを誘発してかえって良くないというのが僕の経験と持論。

とにかくまずはオイル消費量を減らさなくてはならない。
そのためには、シリンダやバルブシールの気密性を上げて、オイルが逃げないようにするしか無い。

うむ、確かにこのアヤシイ液体は、いたずらに摩擦係数だけ下げてしまうテフロンやモリブデン系よりはいいかもしれません。そもそもこれ自体がオイルなので、不純物ではないし。効果がなかったら抜けばいい。

使ってみるか。





2019年8月16日金曜日

エルグランド、オイル異常消費疑惑(その1)

今年はBMWよりもエルグランドの稼働率が圧倒的に多いのです。
BMWにいろいろあったというのもありますが(後で書きます)
長距離ドライブはエルグランドに主役が移りつつあります。
2018年12月に手元に来てから、8ヶ月で既に10000km。
これでオートドライブが付いていれば、もっと延びる。

8月上旬には所用であちこち寄りながらのさいたま〜仙台〜気仙沼まで約1000km往復の予定。

その前に一通り点検。
足回りは前回の記事で書いた通り、スタビライザーリンクを交換してシャキッとしました。

オイル交換のピリオドには、まだ5000km or 4ヶ月ある。
それでも一応オイルゲージチェック。

「……あれ?オイルがない」

Lラインはおろか、ゲージそのものにオイルがついてません。
そんなバカな……。

急遽オイルを足すと、ゲージのH-Lの中間まで入れて、なんと2.5Lも入ってしまいました。
規定量は4.5L(フィルター分除く)。ってことは2Lしか入ってなかったってこと?

10000kmで2.5L消費はいくらなんでも多すぎる。

オイル上がりか下がりか、オイル漏れか。

下回りやエンジンルームを目視しても、オイル漏れはなさそう。
となると、過走行でピストンリングやバルブシールが甘くなってきたのかな。
帰ったら対策しなくては。

とにかく今回はオイル補充のみで出発しました。





最遠到達点はここ。

もう、この風景だけ切り取れば、全盛だった頃の港の姿そのまま。
子供の頃には当たり前だった、引き込み線の機関車の汽笛、貨物列車の連結音、漁船の汽笛、サンマのニオイ、重油が海に漏れたニオイ……。
今ここに立っても、静かで、無臭。
時代は変わる。



ドライブ中も休憩のたびにオイルゲージチェック。
オイルの目立った減りは見られず。

「うーん」

半年間の走り方が問題だったんだろうか。

クルマの性格上、それほど吹かすこともないし
上げてせいぜい2500rpmぐらいまで。
エンブレもそんなにかけて走った自覚もなし(エンブレ多用するとオイルの減りは早くなる)。

どちらにしてももう18万キロのエンジンで、前オーナーのオイル管理もよく分からないし、何らかの対策はしておいたほうがいいのは確実。