2008年7月31日木曜日

若い時のしあわせ

幸せとは、人生の絶頂でもあります。

あなたにとって、人生の絶頂とはいつですか?
あるいは「いつでしたか?」
私とお話をしてくれる人の多くは
「若い頃は」「もう少し若かったら」と言います。

17~8歳から22~3歳の頃、あるいはもう少し後まで
人は、若さの絶頂期を迎えます。
実際、その時期、人は、何でもできるような気がします。
永遠にこの日々が続くような気持ちになります。
夢が無限に広がっています。
毎日が新しい発見、新しい体験で埋め尽くされています。
退屈することがありません。
理知的であり、記憶力は誰よりもよく
そしてコンプレックスさえも跳ね返す素晴らしい出会いに満ちています。
自信にあふれています。
不可能がないように思えます。
これを「人生の絶頂」と考える人はとても多いのです。
いえ、何にも知らなければ、それが当たり前だと信じて生きています。
「自分は若い」と思っているうちだけ、人生の喜びを満喫できると。

だから、若さや、若さ故の奔放さを失った時
人は初めて「人生の下り坂」を迎えたような気持ちになります。
「自分の人生はもう終わりなのか」とか、「もう歳なんだ」とか。
そう思ってしまえば、その人は、本当の幸せ、本当の人生の絶頂を迎えることなく
本当に歳をとって、無味乾燥な余生に突入してしまうでしょう。
本当の人生の喜び、本当の幸せ、本当の絶頂は
若さにまかせていた頃とは比べ物にならないほど
強く、深く、味わい深いものなのに。
でもあなたは違います。
あなたは、今この瞬間から、新しい自分と出会います。
そして、全く味わった事のない、人生の喜びを見いだすでしょう。
若き日々の「幸福感」というものが
いかに一過性のもので、表面的なものであったかを知るでしょう。

若い日々の幸せとは、誰にでも訪れる、ほんの一瞬の輝きでしかありません。
本当の幸せとは、あなたの年齢や体力、容姿、時間の流れとは
まったく関係がありません。

本当の幸せとは、今まであなたの心を蝕み、いつも占領していた悩みや無力感の代わりに
一生涯、泉のように、こんこんとわき出し
あなたの心を満たす、あなたの飲み物、あなたの食べ物
あなたのエネルギーそのものなのです。

あなたはもう、過去を懐かしんだりはしません。
なぜなら、今この瞬間から、あなたはどんどん幸せになってゆくからです。
(2008/07/31)

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