ある朝、BMWを運転している時のことです。
アクセルを踏んで加速しようとすると
「ずごごごごご」
となんか変な音がする。
ん?また?
今度はなに?
とっさに徐行しながら窓を開けて音の出どころを探る。
そしたら「ブシュー!!!!」っていう例の聞き慣れた音が。
「あ、パンクだ」
すぐに路肩にクルマを停めて確認すると、右後輪がぺしゃんこになっておりました。
うーん……
このところ、パンクづいてます。
こないだもサンバーがビスを踏んでパンクしたばかり。
さてどうしたものか。
スペアは積んであるのですが、この場ではジャッキアップできないのと
目的地まであと1〜2kmほどでしたので、とりあえずハザード徐行してそこまで移動させることにしました。
近々新しいタイヤにしようとしてたところでしたし、いいや。
その勇姿。
ホイールが傷だらけになりはしないかとそれだけ心配でしたが、全く問題ありませんでした。
コンチネンタルはこういう時強いです。
鉄線が露出しまくってましたが、サイドウォール自体はしっかりと自立している。不思議とハンドルもぶれない。(別にランフラットというわけではない)
コンチネンタルはそんなところがあって、その昔、ゴルフIIで初めてその強さを実感しました。ピレリはこうはいかない。500mも走れない。
とにかく交換です。
コンチネンタルが純正タイヤ指定なので、できればコンチネンタルでいきたい。
日本車の時はよく行く石橋さんのショップは石橋さん製かファイヤストンしかないし
黄色やオレンジの量販店は激安アジアン以外は突如高額…なんで真ん中がない?
コンチネンタルの代理店は遠いし定価で目玉が飛び出る。
もう少し予算を抑えたい。
というわけで今回、初めてネット通販でタイヤを買うことにしました。
いいのがあった。
コンチツーリングのエクストリームというやつ。
実用タイヤでいいの。
200km/h巡航するわけじゃなし。
もちろんオールシーズンです。
DWSって書いてある。
ドライ、ウェット、スノウ。
関東の雪にはオールシーズンが一番いい。
問題は持ち込み可の工場です。
ガソリンスタンドでもいいんですが、まあたいていいい顔はしない。
いつもガソリンを入れてるお得意さんのはずのスタンドでもなんかえらく高いことを言われる。まあ、めんどくさいしね。工賃だけじゃ儲からないしね。やりたくないんだね。
いい顔をしないところに頼んでいい結果になったことがあまりないので、他に探さないとです。
これまでタイヤはホントにDIY整備の鬼門でした。
重整備だって頑張ればシロウトにもなんとかなるけど、タイヤだけは別。
だからここ数十年はタイヤだけはもうディーラーか石橋さん系で定価と言い値で換えてもらうしかなかったのでした。
だけど、他の部品には通販や価格比較の選択肢があるのになんでタイヤはないの?
なんて考えてたら、通販+持ち込み可工場 という方法があるらしい。
というので、通販で買ってみたわけです。
とにかくタイヤ単体だったらいくらでも選べるのが嬉しい。
で、持ち込み可の工場は…と、グーピットで探してみると、意外とあるものですね。
以前から気になってた外車専門にやってる整備工場が、どうやら持ち込みタイヤ組み換えもやってくれるらしいので、見積もり依頼してみました。
……が、待てど暮らせど返事来ず。
後から分かったことですが、どうやらグーピット経由のメールが届いてないか見落としがあったらしい。残念。
4日待って諦めて、あらためて自力でググると、灯台下暗しで、クルマで15分ぐらいの近所に、個人経営でやってる、タイヤ持ち込み交換専門のガレージがありました。
タイヤ交換専門のワークショップは珍しい。
店構えも自営って感じでちょっと自分好み。
ネットで予約できて、通販元からのタイヤの直送もOK。
そしてグーピットで検索しても出てこない。
お一人でやっているようです。
最新のバランサーもあって作業もスムーズ。
1時間もかからずに5本(スペアのバルブ交換も含む)の作業完了。
こういうお店は、どうやら超扁平のお客さんを持つクルマ屋さんとかが重宝するらしく、都内からも依頼が来るようです。
僕が待ってる間も、28インチ30(扁平)とか、それタイヤの意味あんのか?ぐらい訳の分からないタイヤが持ち込まれてました。
工賃は、タイヤ購入前提の量販店と比べて高いのか安いのかは分からないけど、なるべく自分の手を煩わせたい派としては、選択肢の自由度が突然高くなったのでした。
ありがたい時代だ。
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