2019年2月26日火曜日

BMW タイヤ交換(105440km)

ある朝、BMWを運転している時のことです。
アクセルを踏んで加速しようとすると

「ずごごごごご」

となんか変な音がする。

ん?また?

今度はなに?

とっさに徐行しながら窓を開けて音の出どころを探る。

そしたら「ブシュー!!!!」っていう例の聞き慣れた音が。

「あ、パンクだ」

すぐに路肩にクルマを停めて確認すると、右後輪がぺしゃんこになっておりました。

うーん……

このところ、パンクづいてます。

こないだもサンバーがビスを踏んでパンクしたばかり。
さてどうしたものか。

スペアは積んであるのですが、この場ではジャッキアップできないのと
目的地まであと1〜2kmほどでしたので、とりあえずハザード徐行してそこまで移動させることにしました。

近々新しいタイヤにしようとしてたところでしたし、いいや。



その勇姿。

ホイールが傷だらけになりはしないかとそれだけ心配でしたが、全く問題ありませんでした。
コンチネンタルはこういう時強いです。

鉄線が露出しまくってましたが、サイドウォール自体はしっかりと自立している。不思議とハンドルもぶれない。(別にランフラットというわけではない)
コンチネンタルはそんなところがあって、その昔、ゴルフIIで初めてその強さを実感しました。ピレリはこうはいかない。500mも走れない。

とにかく交換です。

コンチネンタルが純正タイヤ指定なので、できればコンチネンタルでいきたい。
日本車の時はよく行く石橋さんのショップは石橋さん製かファイヤストンしかないし
黄色やオレンジの量販店は激安アジアン以外は突如高額…なんで真ん中がない?
コンチネンタルの代理店は遠いし定価で目玉が飛び出る。

もう少し予算を抑えたい。
というわけで今回、初めてネット通販でタイヤを買うことにしました。
いいのがあった。
コンチツーリングのエクストリームというやつ。

実用タイヤでいいの。
200km/h巡航するわけじゃなし。
もちろんオールシーズンです。
DWSって書いてある。
ドライ、ウェット、スノウ。
関東の雪にはオールシーズンが一番いい。



問題は持ち込み可の工場です。
ガソリンスタンドでもいいんですが、まあたいていいい顔はしない。

いつもガソリンを入れてるお得意さんのはずのスタンドでもなんかえらく高いことを言われる。まあ、めんどくさいしね。工賃だけじゃ儲からないしね。やりたくないんだね。
いい顔をしないところに頼んでいい結果になったことがあまりないので、他に探さないとです。

これまでタイヤはホントにDIY整備の鬼門でした。
重整備だって頑張ればシロウトにもなんとかなるけど、タイヤだけは別。

だからここ数十年はタイヤだけはもうディーラーか石橋さん系で定価と言い値で換えてもらうしかなかったのでした。

だけど、他の部品には通販や価格比較の選択肢があるのになんでタイヤはないの?

なんて考えてたら、通販+持ち込み可工場 という方法があるらしい。
というので、通販で買ってみたわけです。
とにかくタイヤ単体だったらいくらでも選べるのが嬉しい。

で、持ち込み可の工場は…と、グーピットで探してみると、意外とあるものですね。
以前から気になってた外車専門にやってる整備工場が、どうやら持ち込みタイヤ組み換えもやってくれるらしいので、見積もり依頼してみました。

……が、待てど暮らせど返事来ず。

後から分かったことですが、どうやらグーピット経由のメールが届いてないか見落としがあったらしい。残念。

4日待って諦めて、あらためて自力でググると、灯台下暗しで、クルマで15分ぐらいの近所に、個人経営でやってる、タイヤ持ち込み交換専門のガレージがありました。
タイヤ交換専門のワークショップは珍しい。
店構えも自営って感じでちょっと自分好み。

ネットで予約できて、通販元からのタイヤの直送もOK。
そしてグーピットで検索しても出てこない。
お一人でやっているようです。



最新のバランサーもあって作業もスムーズ。
1時間もかからずに5本(スペアのバルブ交換も含む)の作業完了。



こういうお店は、どうやら超扁平のお客さんを持つクルマ屋さんとかが重宝するらしく、都内からも依頼が来るようです。
僕が待ってる間も、28インチ30(扁平)とか、それタイヤの意味あんのか?ぐらい訳の分からないタイヤが持ち込まれてました。

工賃は、タイヤ購入前提の量販店と比べて高いのか安いのかは分からないけど、なるべく自分の手を煩わせたい派としては、選択肢の自由度が突然高くなったのでした。

ありがたい時代だ。

2019年2月24日日曜日

BMWオイル交換(105352km)

この日は珍しく関東一円、霧の朝でした。

本当は秋や冬の霧というのは関東名物らしいのですが
都市化と温暖化のせい(?)で、最近はとんと珍しいものになりつつあります。




昼前にはすっかりその霧も晴れて
のどかなオイル交換日和。



何度やってもオイル必要量を忘れるんですが、BMWはフィルター交換なしで6.5L入ります。

写真のオイル抜きタンクが5Lサイズなので、一度廃油しないと足りません。
上抜きで作業時間(待ち時間も含めて)2時間ほど。

めんどくさいんだけど、オイル交換ぐらいは自分でやらないとどうも気が済みません。
いや、プロがやったほうが速いし正確なんですが。
オイル交換を自分でやってると必ずボンネットを開けますから
それまで気づかなかった小さな不具合の前兆や点検が合わせてできるんです。
事前に気づくというのは、本当に大切なことです。

2019年2月23日土曜日

びーえむじいさんまたぐずる

2019年初頭はちょっとクルマ達にとってイベント続きでした。

まずはびーえむじいさん。
銀座個展間近のある日、またアイドリングがバラつき始めまして。

なんで個展が近づくたびに調子悪くなるかなあと。

仕方ない。
個展期間中はエルグランドばっかり乗ってました。
作品運びもあるし、燃費良くないんで交通費も駐車場代も高くついちゃうけど
期間中の銀座と自宅の往復もエルグランド。
個展てすごく疲れるんです。でもクルマだと疲労度が全然違う。
一週間頑張れる。

とにかくBMWには1月下旬の1週間全く乗れませんでした。

とりあえずOBD(簡易診断機)に何も出てないので
「プラグかなあ?」とあたりをつけました。



上の写真は5番プラグ。
やべえ……。
オイルべっとり。

まさか。

いや、シリンダーの外だけです。
おそらくヘッドのガスケットが寿命です。
いつかやらねば。

まあ、いずれにしてもプラグのヘッドも丸まっちゃっててちょっとまずい。
そしてなんか安そうなNGKの2極だ。
純正はボッシュの4極なはず。




というわけで取り寄せました。
6本…
以前イグニッションコイルを交換する時には「プラグなんて高いもんじゃない」とうそぶいてましたが、やっぱり6本でドイツ製となると、ちょっとぎょっとするような値段。


で、原因はプラグじゃなかったです。
プラグを交換した後、まだばらつくので、再びOBDをかけます。




イグニッション3番シリンダのエラー…orz
つまり、先だって交換したばかりのイグニッションコイルが不良なんですなー。

念のため2番と3番を取り替えてみて、2番でも不良が出たので、イグニッションコイル不良確定です。

そっとじ、業者に問い合わせたり新しいコイルを注文したりしながら
個展が終わって今度はグループ展が始まって
自分の自由な時間が取れるようになってからやっと作業しました。



あっけなく、すっかり良くなりました。
燃費もなんかよくなってる。
プラグ交換のおかげですね。



「Cons1」がリセット後の当面燃費。
首都高と都内往復でこれ。
省エネ運転はしたけど、ちょっと前の2Lクラス並み。
やればできる子。


余談ですが
ついでにこんなの買いました。

めっちゃちっさいセルスターター。

イグニッション不良&個展の期間中、1週間エンジンをかけてなかっただけで、じいさん、不動になっちゃったのです。
エンジンがかからなくて、そのうちセルが弱くなってきて
「ありゃ、バッテリーも寿命か!」と
バッテリーを注文せずにジャンプスターターを買う人。

でも、原因はバッテリーじゃありませんでした。

どうもバルブ周りがアヤシイ。
HVA(Hidraulic Valve Adjuster)

ネットやモノノホンによれば、BMWのバルブリフターは油圧と大きな関連があり、放置状態で油圧が下がると、途端に機能しなくなるらしく、バルブがうまく閉じたり開いたりしなくなるのだそうで。

バッテリーが疲れ切ってもめげずに、このジャンプスターターを使ってクランキングを続けているうちに、オイルが回って、無事始動することができました。