2018年10月17日水曜日

サトチヒロ個展2018「魂のエナジーを、持ち帰ろう。」のお知らせ



今年のサトチヒロ個展は、2回に分けて開催いたします。

11/1(木)〜11/6(火)
ギャラリー2549 〒164-0002 東京都中野区上高田2丁目54−9
AM11:00〜PM8:00(最終日はPM5時まで)

2019年1/29(火)〜2/3(日)
銀座幸伸ギャラリー1F 〒104-0061 東京都中央区 銀座7丁目7−1 銀座幸伸ビル1F
AM11:00〜PM6:00(最終日はPM5:00まで)


サトチヒロのこれまでの作品と、2018年の新作を20点ほど展示いたします。
ギャラリー2549は、西武新宿線新井薬師前駅徒歩5分、またはJR中央線中野駅から徒歩15分ほど、新井薬師のすぐ近くです。
割と長い時間、くつろげるスペースになっていますので、ごゆっくりおくつろぎください。

銀座幸伸ギャラリーは、銀座線銀座駅から3分ほどです。
例年、2Fで開催しておりましたが、今回は1F、通りから入りやすいスペースです。


展示作品は1/4ほど入れ替わります。
F100号の大作から、F4号の小作品まで、見応えのある作品ばかりです。
お気軽に、絵画美術の素晴らしさ、エナジーに触れてください。
お気軽におこしください。

お待ちしております。

2018年10月15日月曜日

水回り他修理完了(BMW E39)

(前回までのあらすじ) 何の因果か神様は、個展直前のわたくしに、所用急用の日々とクルマの故障を与え給うたのです。 これでは取材どころか、個展の打ち合わせもままならぬ。 艱難辛苦か現実逃避か、神のみぞ知る。




とにかく水温が上がるのはサーモスタットの固着で間違いないわけですが
ついでなので、以下の部品を取り寄せて、交換することにしました。

サーモスタット
サーモスタットハウジング
ウォーターポンプ
ファンベルトテンショナープーリー2箇所

手順は細かく書いてませんので、手順が知りたくてこちらに来てくださった方には参考にならず申し訳ないのですが…

簡単にプロセスだけは書いておきますか。

------------------------------------------------------------------------------
アンダーカバー、エキスパンションタンク、ラジエータシュラウドを外す
ファンを外す(要専用工具)
サーモスタットハウジングにつながるアッパーホースとロワーホースを外す
サーモスタットハウジングを外す(M10、M13)
サーモスタットを外す
テンショナーを緩めてベルトを外す(M16の柄の長いボックスレンチ必要。ボックスの肉厚注意)
テンショナープーリー2つをそれぞれ外す(M16ボックス)
ウォーターポンププーリーを外す(M8)
ウォーターポンプを外す(M10の長めのぼるとを用意して、両脇2つの穴からエンジン側に締め込んでやると抜ける)

組み付けはこの逆順で。
------------------------------------------------------------------------------

さて…
外したサーモスタットを煮てみる。
これで開かなかったらサーモスタット。
開いてたらウォーターポンプ。
どっちにしても交換するけど。



全く開きませんでした。
メイドインジャーマニー、2年でオシャカ。
マジかよ。

ついでなので新品のおフランス製サーモスタットも煮てみました。
おふらんすとあっちゃ新品でも信用ならざるゆえ。

予想に反してちゃんと開きました。
(当たり前か)

なんとなく隙間が開いてるのがわかるでしょうか。

下の写真は、ウォーターポンプを外した跡のエンジン側。



ヘッド部分からちょっとオイルが漏れ始めているので、もしかするとと懸念していた冷却水へのオイルの混じりはありませんでした。安心。

ウォーターポンプ自体もキレイでガタツキもリークも無く、交換するのはちょっともったいないけど、予備整備のつもりで交換しよう。




水回りの何がめんどくさいって、部品とエンジン本体の取り付け端面の処理です。
きれいにしないと漏れる。
オイルストーン でもスクレイパーでも取れない、石化した何か。ガスケットじゃない。カルキ?アルミのサビかもしれない。
最後はペンティングナイフでこそぎ落としました。


これは古い方のウォーターポンプと、上に見えるのがサーモスタットの収まるところ。



ウォーターポンプの比較。
どちらもインペラーはきれいだが、新しい方はさらにアルミ切削っぽい一体モノに黒メッキが施されてる。
まさか?とは思ったが、切削で作る何かしらの工程メリットがあったんだろう。
一時は樹脂製が流行った。



上がサーモスタット、下がウォーターポンプ。




サーモスタットハウジングは、樹脂製。こんなんで高圧高温の水を受け止めている。
液体ガスケットを塗ってるところ。



WAKOSのガスケットは、昔一般的なガスケットが時間を置くので苦労してたのとは違い、速乾性でとても使い勝手がいいです。




プーリーの組み込みとファンベルト掛けは、作業が2つぐらい同時進行なのでちょっとだけ手こずります。二人がかりなら簡単ですが、一人だと手が足りない。

手順としては、まず下側のテンショナープーリー(写真下側に見える方)を組み、次に溝ありのプーリーを全て掛けてしまってから、テンショナープーリーのM16ボルトをレンチでえいやと締め込むと、一時的にテンショナーが緩みますから、そのスキにまず下側テンショナープーリーにベルトをかけてしまいます。
その際、レンチとベルトの位置関係が干渉しますから、レンチにベルトをかけるような感じで作業します。

そして最後にテンショナーを最大限に緩めた(作業としては力づくで締め込んでいる状態)で、上のテンションプーリーを奥に押し込みつつ、ベルトをかけながら、真ん中のM16の長いボルトを締め込んでいく…みたいな手順でやると、一人でもうまくいきます。



おまけ2つ。

その1)
クーラントのエア抜きをしてる時に、ヒーター全開にするので暑いんです。
それで窓も全開にするわけですが…。
つい、まだ修理していない右後部座席の窓を全開にしてしまい、閉まらなくなってしまいました。(開けたら最後、ドア内部に落ちたまま閉じない)
後にひけず、結局そっちの修理も合わせてやりました。

片手間にやる仕事か……。


その2)
最後の最後、アンダーカバーを取り付ける際に下回りチェックしたら、ヤなものを見つけてしまいました。


運転席側のブーツがパッカリ割れてました。

これじゃあ車検通らない。
早急にやらないとなあ。ここすんごくめんどくさい。
素人がやる仕事じゃないんだけど…。



このクルマ、果てしないわ。


取り敢えず、来月の個展までお預けです。
さ、絵描くぞ。

2018年10月11日木曜日

近況

今年はいろいろあって、ブログ更新のモチベーションがいまひとつなんですが
取り敢えず今年もなんとか二科展には出品できまして
今年の入選作は、これです。




サトチヒロの作品ギャラリー→http://chihirogallery.blogspot.com

80号です。
欲しい方いらっしゃいましたらご一報ください。


それから、数年前の二科展出品作のための小さな習作に少し手を加えて


クロッカスですね。

しばらくこういう系は描いてませんが、何も考えずに見たまんま(というか、具象物)を描くのはとっても気分転換になります。

クルマも相変わらず弄り倒してます。
ていうか、2年前に治したはずの部分がまた…。ここに一体いくら掛けてるんだ?的な。

「クルマおバカです」なブログ→ http://chihiro-car.blogspot.com

           ↑が一番更新が頻繁かも。

2018年10月9日火曜日

またしてもサーモスタット(BMW E39)(その1)


また水温が、こんなですよ。



ある朝、ああ調子いいなあ、ずっと調子いいままでいてくれたらいいなあと撫でこくりながら運転してたら、突然水温計の針がぴょん…ぴょん…と上がりだして…。やばい!

この水温計、針がスムーズに上がるのではなくて、ぴょん…と一足飛びにあがるんです。
心臓に悪い。

急いで家に戻り、取り敢えず路上で往生は避けられましたが。

エンジン冷えてからチェックするも、冷却水が減ってる様子もなく。


二〜三日、エア抜きを試みては暖機を繰り返すのですが
暖機中は安定しているのに、「もう大丈夫だろう」と走り出すとすぐに上がりだす。

上がりだしたら、取り敢えずヒーター全開にすると一時的に水温が下がります。
そのすきに家の駐車場に入れる。

「こりゃたぶん、というか十中八九、サーモスタットだなあ」
2年前に取り替えたばかりなのに。

などと考えながら、まだ少しエア噛んでるんじゃないかと
エア抜きバルブを緩めてると…



エア抜きバルブが折れた。

また折れた…。

クーラントのエア抜きバルブ(樹脂製)
もろこしのようにもげる。

締めすぎてもげたのでは断じてないんです。

エア抜きしようと「緩め始めたら」突然

「ブシューッ!!!!!」

って大間欠泉が生誕し、とっさに逃げて右手に握りしめたドライバー見たら、ネジ頭だけくっついてた。



高温高圧にさらされているせいなのか、ドイツ人の樹脂に対する意識がトンマだからか、とにかくたった2年でこのありさまだい。


周囲には「もう寿命じゃねえの?」と言われてますが、欧州車のお水回りはクルマの寿命じゃねえんです。

計画的陳腐化という名の、資本家による労働者搾取の陰謀であります。

先生、サーモスタットは消耗品ですか?
2年4万キロで交換するもんですかい?


というわけで、部品を取り寄せて、サーモスタットとそのハウジング、ウォーターポンプ、ガイドプーリー一式交換作業に入りまする。