アーティストでデザイナーでヒーラー、サトチヒロのまぜこぜブログです。絵や芸術の話、制作過程、氣や魂やエネルギーの話、音楽の話、パイプ、オールドカメラ、クルマの話。 /アートストンギャラリー(銀座)所属
2020年4月28日火曜日
サンバー24ヶ月点検(100300km)キャブ調整
新型コロナ騒動の影響で車検期間が1ヶ月伸びたりしてるけど、一ヶ月程度じゃ大して陸運局も空きはしないだろうなと思いつつ、サンバーの車検も近いことを知る。。。
24ヶ月点検。
以前から調子のおかしかったオートチョークの調整。
オートチョークについてはもう言いたいことが山ほどあるんだけど、とにかくオートチョークというのは稀代の悪発明だと思います。
そもそもちゃんと整備調整されたキャブレターならチョークなんて必要ない。それよりも暖気するまでアイドリングを高め設定にするだけでいい。アルフェッタなどは、チョークレバーとハンドスロットルの2つのレバーがあって、冷間始動はハンドスロットルをいじることはあってもチョークレバーにてをかけることなどまずありませんでした。
オートチョークはこの自由選択を奪い、いたずらに大気汚染を撒き散らす悪の機構なのです。そしてすぐにセッティングが狂う。季節ごとに狂う。
だからいつも調整してないといけません。
めんどくさい。
サンバーもアイドリングがいつまでたっても下がらないモードで冬を越し、燃費リッター6kmというとんでもない記録を打ち立てたところで、やっと重い腰をあげたのでした。
これはファーストアイドリングといって、オートチョークと連動するスロットルの調整がまずいとそうなる。というよりまあ、全体的にキャブのあちこちが劣化していて、ファーストアイドリングの機構自体も他と連携して調子を崩しているのは間違いないのであります。
二日間格闘してやっといいところを見つけて調子は取り戻せました。
一応KS-3サンバーのキャブ調整で検索して見に来られた方のために、手順をかいつまんで書くと…
まず完全に暖機してからエンジンを止める。
水温が高いうちに車体後方から見てキャブ左下側にあるマイナスのネジ、パイロットジェット(アイドリングスクリュー)を、止まるまで締め込み、そこから3回転ほど緩める。
エンジンをかける。
キャブ右側、3本のホースの右手にある小さなネジがファーストアイドリングスクリュー。これをエンジン回転が下がってアイドリングがなるべく低く安定するところまで緩める(バネがハズれないように注意)。
この作業が基本になります。あとはこの2つのスクリューの微調整を繰り返しながら、アイドリングを低く安定させていきます。サンバーのほとんどはタコメーターが付いてないのと、キャブというのはキャブの経年状態によって、絶対的な回転だけでは調子を測れないところがあるので、回転数は自分の感覚で決めます。
オートチョークそのものをいじる方法もあって、写真の真ん中に筒みたいなのがオートチョークのサーモスタット(WAX式)、その下にあるネジをダイレクトにいじることで、チョークとの連携の初期値を変えることができます。ここをいじると、ファーストアイドリングスクリューの値はがらっと変わります。
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