東洋人は輪郭で、西洋人は陰影でものを見るという。
色彩は東洋人も西洋人も共同で発見したようなものだ。
輪郭がなければ気が済まないのは日本人特有のものだが、元来輪郭とは物には外皮があり、それが陰影を超越したエーテルの殻となって物質のエネルギーを形作っているものである。
故に、最初に輪郭があるのでは決してない。
まず物質が有り、そこに魂(生命)が宿る時、初めて輪郭は生まれる。
物質は光の反射であるが、これは陰影ではない。色である。
色の反射によってそこに存在する物質が認識される。
そしてエーテルが常に外皮を回っているのである。
エーテルのエネルギーは太陽エネルギーよりも常に弱いのであるから、自然に陰影が付く。
これが我々が目に見えているものである。
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