アーティストでデザイナーでヒーラー、サトチヒロのまぜこぜブログです。絵や芸術の話、制作過程、氣や魂やエネルギーの話、音楽の話、パイプ、オールドカメラ、クルマの話。 /アートストンギャラリー(銀座)所属
2016年3月18日金曜日
Cornel&Diehl Star of the East Flake
コーネル・アンド・ディール・スター・オブ・ザ・イースト・フレーク
使用葉:ラタキア、オリエント、バージニア
原産国:アメリカ
価格:2600円/56g
難しいtobaccoです。
そして個性的でとても味わい深いtobaccoです。
缶を開けると真っ黒なブロークンフレーク(フレークをほぐしたような状態)が現れます。
とにかく真っ黒です。そして非常に脆いのです。
とにかく黒く脆い。
指でつまみ上げると、ちょっと力を入れただけでモロモロと崩れてきます。
こんなに脆くていいのでしょうか。
うまくやらないとパイプが詰まってしまいそうです。
脆いので一見乾燥しているように思いますが、開封してからしばらく外気にさらしておいた方が火持ちは良くなります。
その乾燥がまたさらにフレークをモロモロにしてしまうのですが。
香りは酸味の強い発酵臭。
ラタキアが50%程度入っているとのこと。
注意深くボウルに詰めていきます。
詰め方は、なるべくゆるく、タンパーは使わず縦にフレークが並ぶようにするとうまくゆっくり燃えてくれます。隙間はピックで調整します。
序盤、ラタキアらしさはそれほどではありません。
粉っぽい渋み。
アメリカンブレンドに共通の、淡白さと辛味の少なさ。
ですが、スパスパやっていると突然舌を刺激するバイトが出てきます。
火が安定してきたら、なるべくスロースモーキングに徹します。
お手本のようなブローアンドドローが必要です。
そうすると次第に味わいが出てきます。
爽やかな甘み、ミント、コーヒーのようなコク、熟したワイン、トースト……。
いろんなヒントが出てきます。
それは喫い方によって、また喫う度に違う印象があります。
ラタキアらしさが出てくるのは中盤以降、次第にアロマにそれが現れます。
しかしそれはラタキアを主張するのではなく、極端にストーブされたオリエントとヴァージニアの下支えとして、ベースラインに徹しています。
あくまでも主体は喫味です。
燃え方は非常にゆっくりです。
ゆっくりでないとうまく喫えません。
そしてバイト(舌荒れ)が起きます。
このスターオブザイーストフレークは、あらゆるフレークに飽きた人に最適です。
ビギナーはおそらく寄せ付けないでしょうけれど
長年パイプに親しんできた人にとってはとても美味いtobaccoと感じられるでしょう。
じっくりとパイプと向き合える、新しいタイプのアメリカンブレンドのように思います。
サミュエルガーウィズにBlackXXという極めつけの葉(縄)がありますが、それとは味わいもニュアンスも全く異なりますが、「なんじゃこりゃ度」と征服感には似たものがありそうです。甘みがある分、こちらのほうが親しみやすいでしょう。
ニコチン酔いの心配は少ないですが、バイトに注意。
それとタンパーでがしがしやるとあっという間に煙道が詰まるのでそれも注意。
合う飲み物はウイスキーやコーヒー。
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