【色彩と陰影】
個展のプレ公開(ご希望の方向けの予約制)が今日から始まりました。
ご来場ありがとうございました😊
その中で、色のグラデーションだけで見せる作品が、なぜ遠近法にも似た奥行き感を出せているのか、という点についての、少し理論的な説明を、何人かにさせていただきました。
普段は、理屈で自作を説明する事はありません。「入り口」まではご案内しますが、やはりアートはそれぞれの感性で見て頂きたいからです。
ただ、最近は制作背景への深掘りした質問も多くなってきて、それはそれで、肥えた目を持ってらっしゃるので、その方には喜んでその秘密を紹介しています。
ただ、その事をここで説明し始めると本が一冊書けてしまうほどのボリュームになってしまうので、詳細は直接お尋ね頂くということにして、そのさわりだけ書きますと、僕の作品は「色彩研究」と「陰影」がその土台となっています。
自分自身が他の方の作品を拝見する時も、何はともあれまずは陰影と色彩研究の立場から拝見します。良し悪しということではありません。為念。
これは、幼少期に叩き込まれた「陰影法(キアロスクーロ)」と、成長してからの、東西の巨匠達が体系化したものから学んだものが習慣化しているためです。
この陰影と色彩というのは実に曲者でして、単に付ければ良い、外せばいいとか、重視すればよい、無視すればいいというものでもなく、やはりとことん理論的なことをやらないと見えてこないインスピレーションというものがあったりもします。
アートは、恐ろしいほど感覚的ですが、同時にその屋台骨を支えているのは、その感覚を圧倒してしまうほどの理論だったりします。
音楽で言えばバッハですね(説明しないと意味不明ですが)。
バッハについては機会があったらお話しします。
自省を込めて、いつも「守離破」を意識していますが、いつもタフなチャレンジです💦
サトチヒロ個展、10/1(日)16時からプレオープン鑑賞会(会費1000円)を開催いたします。
10/7(土)11時から、横田亜季さんのワークショップがあります。
アートの楽しみ方、人生を豊かにするアートとの付き合い方、人がアートを買うとはどういうことかなどについて、ステキなお話が聞けます。参加費は3000円です。定員がありますので、ぜひご予約下さい。
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